次の現場までの時間が余っていたので、現場の近くだった日本民藝館に寄ってきました。

民藝の面白さは、河井寛次郎やバーナードリーチらの作品に混じって名も無い作家が作った日用品が同等に並べられている事です。

どれも古い物なのですが、一方向ではなく多方向から物を見て、その魅力を紹介していることがとても興味深いです。

僕自身、古いものを集める事が好きなのですが、ただ古ければ良いなんて全く思いません。やっぱり見てひっかかる物は、当時もなかなかの熱量を込めて作られた物だと思います。

あと、アート作品や日用品にも言える事だと思いますが、その作品がどのように見えるかを考えて作られている事が大事だと思います。

どのように見えるかを考えて作られたものと、何となく作りたいものを作るとの差は限りなく大きいと思います。何となくでも良い物を作る人は経験や潜在的にその才能があるのかもしれません。

アウトサイダーアートや、一部の孤高の画家の作品は別ですが、著名な現代アートの多くは着地点がはっきりとしているななど、いろいろと考えてしまいました。

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