稲城市のI邸に納品に行ってきました。
3点ともチェリーの突き板を使用。
引き戸の中もチェリーで製作しています。
リビング収納は、出窓の高さに揃えて製作し
家の出窓を加工し取り付けました。
引き戸の手掛けは、控えめな丸穴です。
現在、リビングボードの右側に、スペースがあります。
いずれは、チェストがそちらの場所に収まるように設置しています。
ダイニングのサイドボードは、一部の扉がキャスター仕様になっています。
ビール箱2つが、すっぽりと収納できます。
I様から”製作した家具が、手元から離れてしまうのは、さみしくないですか?”と
確かにそうかもしれません。
僕の作る家具は、打ち合わせから、設計、製作。納品まで全て行っています。
頂いた図面で作ったり、大量生産するような作業ではありません。
月の製作も1物件から3物件くらいなので、
今まで製作してきた家具は、思い入れのあるものばかりです。
ただ作家ではありませんので、家具自体には
そういった”思い”のような物は、残らないように心がけています。
たまに、しばらく経ってから製作した家具と対面することがあるのですが
活躍している姿を見ると、とても嬉しいです。
Monthly Archives: 8月 2012
HP更新しました。
品川区T邸のワードローブ。
ウォールナットと、特注のアイアンの取っ手がポイントです。
形こそシンプルですが、シンプルになればなるほど
素材の雰囲気が、伝わってくると思います。
moodymann
moodymann、昔のは、違う曲にも同じネタが使い回されていたりして
それを探すのも面白かったです。
ヴォネガットの小説に出てくる登場人物や
手塚治虫の猿田彦みたいに。。クロスオーバーしてて
これにも出てきた!っていう感じです。
オーダー家具の素材について。ポリエステル化粧合板
無垢材や突き板などの素材以外で
根強く人気があるのは、ホワイトの家具です。
ホワイトの家具の場合は、プリント処理された既製品の
ポリエステル化粧合板を使用します。
waldenでも多く、ホワイトの
ポリエステル化粧合板を使った家具を製作しています。
通常のポリエステル化粧合板は、独特の臭いがするのですが
waldenでは、臭いの原因となるエチレンを含まない
ノンエチレンポリを使用しています。
こちらを使用しているのも
以前、お客様から家具の臭いについてご指摘を受けたからです。
それ以降、既に1年以上前から、ホワイトのポリエステル化粧合板は
全てノンエチレンポリに切り替えました。
お客様には、特に説明していないときもありますが
すべてこちらを使用しています。
それ以前もポリエステル化粧合板を含め
全ての製品は、フォースターと言う環境基準をクリア
した製品を使用していました。
ただ、それだけでは、足りないと思い
現在では、独自の基準を設け、ノンエチレンポリを使用しています。
こちらの素材ですが、材料屋さんに聞いた所
一部の家具屋さんを除いて、ほとんどの家具屋さんは、使用していません。
理由は、知名度が低いこと
また通常のポリエステル化粧合板に比べ、材料が割高なことにあります。
予算の少ないお客様には、通常のポリエステル化粧合板
を勧めようかとも考えましたが、
見た目が全く同じなので
(いちいち臭いを嗅いで作業する訳にもいかず)
全てをこちらに切り替えました。
より多くの家具屋さんに、こちらの素材を知ってもらい
使用して頂きたいと思っています。
ただ、木目プリントのポリエステル化粧合板は、
ご家庭用には、あまりお勧めしていません。
(水場は別です)
お客様の中には、別の所で、木目プリント化粧板の家具を
作ってもらったものの、愛着がわかなかった。というお話も聞きます。
家で使う家具の場合は、突板や無垢材がお勧めです。
真っ白い家具については、代替品がないので
ポリエステル化粧合板やメラミン化粧板での製作が良いと思います。
突板についてはコチラ。
オーダー家具の素材について。無垢、突き板
家具と言っても、それに使われる素材は様々です。
waldenでは、独自の環境基準を設け
素材にもこだわって家具を製作しています。
今回は、その素材について少し説明させて頂きたいと思います。
walden では、無垢材や突き板を使用した家具を得意としています。
無垢材とは、木そのものを、割ったり切ったりして加工した材のことを言います。
左からナラ、ウォールナット、チェリー
見た目の雰囲気は抜群です。
反りや材の伸縮などを考慮して加工する必要があります。
次に突き板ですが、突き板とは無垢材を薄くスライスし
合板に貼り合わせたものです。
無垢材特有の反りや伸縮を抑えることが出来ます。
雰囲気は無垢材に比べ平面的な印象です。
突き板の中でも、スライスの厚み分を増やした
厚突きという、より無垢材に雰囲気が近い
突き板を使用することもあります。
突き板以外の合板でよく使用するのがポリエステル化粧合板です。
ホワイトの家具などには、主にポリエステル化粧合板を使用します。
いわゆる木目プリントなどの合板も、ポリエステル化粧合板が多いです。
(ポリエステル化粧合板については、また次回)
左上から右に、チェリー突き板、ウォールナット突き板、ナラ突き板
左下から右に、ポリエステル化粧合板、塗装済みシナ突き板
walden では、外観にナラやチェリーなどの突き板を使用し
内部に塗装済みのシナの突き板を使用するパターンが多いです。
内部まで、同じ突き板を使用したい所ですが、素材の価格が高価なため
扉などで隠れてしまう部分には、シナという比較的安価な素材を使用します。
ポイントは、塗装済みのシナを使用するということです。
普通のシナは、素材の毛羽立ちが強いため
大げさな言い方をすると、触っただけで汚れが付いてしまいます。
waldenでは、汚れの付きにくい、塗装済みのシナを
本体内部や引き出し内部に使用させて頂いています。
写真のナラやチェリーなどの突き板のサンプルは
たくさん用意があります。
オーダー家具をご検討の方は
無料で差し上げますので、お気軽にご連絡ください。
スタジオ・ムンバイとハーフェレ
先日、ギャラリー間にてスタジオ・ムンバイ展を見てきました。
簡単にスタジオムンバイを説明すると、
インドの設計事務所で120人もの職人が住み込みで建築を作る
異色の集団です。
僕も正直、それ以上はあまり知らないのですが
なかなか面白い展示でした。
その風土に合った素材選びは、ひときわ存在感があります。
BAWAやズントー、インドのコルビュジェの建築が好きな人は
面白いかもしれません。
主に木材を使用しているので、木の見せ方の新しい発見がありました。
その後、新宿ozoneにて、waldenでも良く使用しているドイツの金物メーカー
ハーフェレのミラノサローネレポートに行ってきました。
waldenでは、国内メーカーだけでなく
海外メーカーの金物を多く使用しています。
海外メーカーの方が、デザインが良かったり
作りがしっかりしている物が比較的多いです。
金物によって、今まで出来なかったデザインが可能になったり
使い勝手が良くなったりすることもあるので、常に新しい知識が必要です。
今回も担当者さんから、良い情報を聞いてきました。
お客様にフィードバックできればと良いなと思います。