南千住のK邸に、メープルのテレビボードの納品に行ってきました。
設置自体は、昨日のお昼過ぎに完了していました。タイル工事が入るので、昨日は家具を養生し、タイル工事が終わった今日、改めて養生の引き上げと家具の取り扱いの説明にお伺いしました。
メープルの厚突きを使用した、テレビボード。開き扉は全てプッシュオープンです。
通常、プッシュオープン扉や、取っ手のついた扉は天板と扉の隙間を、3ミリくらいに設定します。
今回は、メープルという、色が明るめの素材を使用しているのでなるべく家具が軽く見えるようにと思い隙間を9ミリに設定しています。
天板と扉の隙間が詰まっていると、全体が平面的で重い印象になります。
9ミリのスリットを付ける事によって家具に奥行きと少しの軽快さが、生まれたと思っています。3ミリと9ミリでは、視覚的にかなり違うのです。
今回は、先に本体を作成し、バランスや雰囲気を検討し扉の高さを決めました。
日々の製作にも、疑問を持つ事が大切だと思います。
以前にもブログに書きましたが僕の書いた図面は、外寸や必要寸法など、全体のおおまかな部分しか数字を記入していない場合があります。
書かれていない細部には、可能性が潜んでいるかもしれません。
※見積もりは、無料です。
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