2024/12/31

ドーナツの穴は哲学的に例えられることが多いそうです。

ドーナツの穴は存在するのか、ドーナツの穴を残して食べることはできるのか。

今年最後にアーチ形状のドアを製作しました。

猫用の窓。

穴の中には何も無いけれど、これがあるだけで少し日常が楽しくなるのではないでしょうか。

ウォルデンが作りたいものは日常の一瞬です。

納品した時もそうですが、ふとした時に良い家具だなあと持っていただける家具づくりをこれからもしていきたいと思います。

今年もたくさんの家具製作に携わらせて頂き、ありがとうございました。

キッチン 杉並区F邸


杉並区F邸のキッチンをリフォームしました。

昔から使っていた既存のキッチンと工務店さんが取り付けたキャビネットに合わせ扉や引き出し、面材の施工をしました。

無垢材の胡桃とラタンの組み合わせ。

家具のようなキッチンを意識して製作しました。

ラタンは四つ目編み。扉には飾り縁を施工しました。

ハンドルやつまみは真鍮です。

胡桃はウォールナットやオーク、チェリーに比べ主張の少ない木材ですが、自分が年を重ねようやくその魅力がわかってきました。

家具と一緒に年を重ねたい人にとっては、とてもお勧めです。

F様にもとても喜んでいただきました。

ビフォー

キッチンのリフォームで使用する扉。

框の飾り縁加工で仕上げています。

昔ながらの加工で見せ方やバランス一つで印象がかなり変わります。

モダン一辺倒よりも家具らしい家具が最近は魅力的に感じます。

本棚 世田谷区K邸

世田谷区K邸のリフォームにあわせ、本棚を設置しました。

たくさんお持ちの本を収納するのとK様のイメージから設計を始めました。

黒い革のソファを置かれると伺っていたので、それを元にクラシックでありながら凛とした空間になるように心がけました。

スリットのデザインは、度々ウォルデンの家具に採用しています。

左右のトール収納の框がクロスになるのと、スリットのデザインの共通項があり、より全体の統一感が出たと思います。

幅は5メートル弱。チェリーでの製作です。

一緒のタイミングで食器棚も納品させて頂きました。

K様にも喜んでいただき、大変嬉しく思います。

食器棚 世田谷区K邸

世田谷区K邸に食器棚を納品しました。

マンションのリフォームに合わせて家具を製作。

既存のキッチンの横並びの食器棚です。

L型のカウンター、ガラスの扉と引き出しの組み合わせ。

カウンターはクォーツストーンで、ビコストーンのクリスタルアイボリー。

ホワイトに少しキラキラした粒子が入っています。

メインにはチェリー材を使用。リフォームで増し貼りした床の色とも相性が良いと思います。

つまみには真鍮をアクセントで使用しました。

全体的に縦の印象が強かったので、今回は、引き出しも縦目にしました。

浅い引き出しには、カトラリー入れを製作。

食器棚のソフトクローズや耐震ラッチは、ウォルデンでは標準で採用しています。