ウォルデンで特にこだわっているところは材料の選定です。
例えば4m近く幅のあるテレビボードの扉も木目が繋がるように長い材から使用しています。
特に3メートルを超える良材は希少で常に材木屋さんとコンタクトをとって一山という単位で木材を購入しています。
ウォールナットは海外挽きで流通している中で一番良いグレードの良いものを。
その中でもウォルデンで長いまま丸々使用できる材料は購入した中でも半分くらいです。それだけ拘って選定をしています。
木材選びは無垢材に限らず突板にも同じことが言えます。
突板は一般的に良い無垢材をスライスして合板に貼っていると言われますが、その中でも扉に使える突板。天板に使える突板など材料を選別しています。
扉に使える突板も扉に見合わなければ、扉の裏に使用するなどして新しい材を購入しています。
大事なところの木材選びは、必ずスタッフと一緒に僕も材料を選定しています。
この木材選びを無くしてしまったらウォルデンの良さは無くなってしまうし、それがこだわりのあるお客様にウォルデンを選んで頂いていきっかけになっていると思います。
木目も家具のデザインの一部。自然が相手なのでなかなか手強いです。
最近読んだ本に、僕の設計、製作のこだわりにぴったりと当てはまる文章がありました。
”数値化できない事の良し悪しを判断して最適化する”
という一文。
木材選びもまさにこの事だと思います。