2018

昨日、大掃除を終え、一年を締めくくる事が出来ました。

ウォルデンの家具は、僕を含め3名のスタッフでここで製作しています。

決して大きな会社ではありませんが、それだからできることも多いと思っています。

2010年に独立するまでは、他の会社ではずっと製作を担当していました。

独立してから、設計を学びスタッフが増え今に至ります。

まず、僕の不甲斐ない部分を補い付いてきてくれるスタッフに感謝したいと思います。

このチームが心地良く、いまの所スタッフを増やす予定はありません。

 

物作りが好きで始めた仕事ですが、オーダー家具の製作は面白いなと思っています。

依頼主あっての仕事で、ご注文頂いてから設計、製作という流れになります。

お金を頂いて、製作させて頂いている立場でありながら

納品にいった家具を設置したとき、お客様には時にびっくりするくらい喜んで頂いたりもするものですから、

とても嬉しく、帰路は充実感でいっぱいです。

作ったものがこの先何十年と暮らしの一部になるのも、とても興味深いです。

製作している家具が完成に近づいて行く達成感や個々の加工の面白さ。

それと別に作り手の自己満足の部分も決して無い訳ではありません。

良い物を作れた時は、よっしゃという気持ちになります。

 

今年も沢山の家具に携わらせて頂き、ありがとうございました!

もちろん来年に向けての製作もいくつか始まっております。来年も宜しくお願いいたします。

ワードローブの納品(八王子市I邸)

ワードローブの製作をさせて頂きました。

設計頂いたTREEFORTEは、八王子のランドスケープアーキテクト事務所。

ランドスケープを中心に建築に関わる事をされています。

 

高さが3200ミリ。今まで製作した中で一番高の高さでボリュームがあります。

天井にこう配や梁があるため、上部は現地にて加工。

設置するまで上手く行くのかソワソワしていましたが無事に設置でき一安心。

気持ちよく年が越せそうです。

テレビボード、テーブル、食器棚の納品(浜松市S邸)

僕の地元、浜松市の妹夫婦宅にテレビボード、ダイニングテーブル、食器棚を納品しました。

テレビボードとテーブルは床に合わせてウォールナットで製作。

食器棚はキッチンに合わせて製作しました。

 

広い空間に真新しい家電も搬入され、絵に描いたような新居となりました。

新しい生活に立ち会うことが出来てよかったです。

壁面収納とテレビボードの納品(西東京市U邸)

西東京市U邸に納品させて頂いた壁面収納。

収納の一部は、ギターをかけるためだけのスペース。とても贅沢な収納部分です。

オーダー家具に込める思いは人それぞれですが、こういった有意義な使い方も素敵だなと思いました。

下段には、ギターアンプ等の周辺機器を設置できるように設計させて頂きました。

 

同時に納品させて頂いたテレビボード。壁面収納と同じくウォールネットで製作しています。

4枚の下開きタイプで天板には配線孔だけでなくコンセントも設置させて頂きました。

メーカーでも薄型のコンセントプレートが出てきたので、最近はそればかり多用しています。

加工忘れがありU様にはご迷惑をおかけしてしまいましたが、無事に納品できました。

テレビボードの納品(武蔵野市J邸)

武蔵野市J邸にテレビボードを納品しました。

 

テレビボードはショールームと同じワイド3600ミリ。ウォールナットで製作。

扉は無垢材です。特にウォールナットの色味、木目選びはいつも挑戦です。

 

扉は木目が繋がるように長物の板から切りだしています。

2枚接ぎで製作しましたが、それまでに10枚程度の木材を削り、色味、木目を確認しています。

最上級のグレードのウォールナットでも納得できる物が少ないのですが、今回もとても雰囲気の良い物が選べました。

木目選びは、家具の最も重要な要素のひとつ。ウォルデンらしさの出る部分だと思っています。

 

壁は、テレビボード浮をかせたフロートタイプにするため、補強壁の施行をしました。

アクセントクロスとしてグレーのクロスを施行。少し栗色かかっているとても上品なクロスです。

補強壁はふかしているため、テレビの配線は全て壁内に隠蔽。

大きさを感じさせない、すっきりとした印象になりました。

ふかし壁

テレビボードを壁掛にて設置予定の壁に補強壁の施行を行いました。

5センチほど壁よりふかしているのは、テレビも壁掛にし配線を壁内に隠蔽するためです。

今回は、クロスを貼るので、Mクロスというクロス用合板を使用し、アクセントクロスを貼ります。

 

テレビを浮かせる場合は、補強壁をお願いしています。

新築のマンションや戸建ての場合オプションで工務店等にお願いできます。

台輪付きのテレビボードの場合は、補強壁の必要はありません。

下足入れの納品(渋谷区K邸)

下足入れ

渋谷区K邸の玄関に下足入れを設置させて頂きました。

 

素材はヒュームドラーチの突き板。ラーチを化学反応によって燻蒸仕上げしたもので塗装で着色をしている訳ではありません。

表面はデコボコした鋸目調仕上げになっています。

四方は45度で接合、下面には間接照明を仕込みました。

電気系統のトラブルでKさまにはご迷惑をおかけしてしまいましたが、無事に設置ができました。

下足入れの上には、僕も大好きなタビビトノキのドライを吊るして飾られるそうで、それも楽しみですね。

evam eva yamanashi

先日、evam evaに砺波さんの写真展を見に行ってきました。

建物は、お庭を含め気持ちよく素敵な空間。

倉を現代的に解釈された建物が三棟に分かれ、贅沢に配置されています。

写真展は家族(タイトルは日々の隙間)にフォーカスをあてたパーソナルな展覧会でした。