本棚とチェストの納品 江東区K邸

江東区K邸に本棚とチェストを納品させていただきました。

子供部屋に設置をした二台の家具。チェリーと取手には真鍮の組み合わせで製作をしています。

本棚の背面には、引き戸の戸袋がありましたが、それを隠すような形で設置をしました。

ガラス扉の部分は、飾り棚のようにショーケースとしてお使いいただけます。

中に強化ガラスの棚板が入るのですが、棚板の寸法を間違えてしまい、棚板が完成後、改めてお届けに伺う予定です。

チェストは一部の段に仕切りを設けました。

特にチェリーは経年変化が顕著な素材です。

お子様の成長とともに、チェリーが飴色に変化してくるのもお楽しみいただけたら嬉しいです。

リビングボード

ショールームのリビングボード。グレージュの扉は艶のない落ち着いた色味でとても気に入っています。

コロナ前とコロナ後、オーダー家具のご相談内容で大きく変わったことが一つありました。

それは、デスクを組み入れたオーダー家具のご相談がかなり増えたこと。デスク単体の場合もあれば壁面収納の一部にデスクを組み入れた物だったり様々です。

リモートワークが始まった頃は、ハーマンミラーなど高価なオフィスチェアから量販店の安価なデスクや椅子がすごく売れたと聞きました。

リモートワークがこれからのスタンダードになっていくと、一時期無くなっていた書斎が見直されるし、リビングのオフィス化も進んでいくのではないかと考えています。

オフィスのデスクをそのまま家に持ってきたいという人は少ないと思うので、どれだけ気持ちの良い空間で仕事ができるかというのがこれからのオーダー家具のあり方の一つだと考えています。

曲木

曲木に挑戦しています。オーソドックスな蒸し曲げで。

一回目は失敗に終わりましたが、手応えはあり改良点もいくつか見えてきました。

時間があればついでにウォルデンの新しい椅子を作りたいと思っています。

どれだけ、作業的にも部材的にもロスを無くすかが課題です。

いろいろと化学は進化していますが、木を曲げるのに蒸すか、ホットプレートのような熱を加えるか、すごくアナログなことをやっているのが面白いなと思いました。

イタリアンの厨房什器

厨房の中で使用する什器を製作しています。

採寸に行った時に中を見させていただきました。料理人にとっては特別な場所であり、ハードな環境であろうこともひしひしと伝わってきました。

そんな環境にも耐えるべく、サイドパネルは無垢材で製作。

ランダムに剥ぎ合わせてスリットを入れるという初めての試みをしましたが、今回の家具に良く合っていました。個人邸の家具にも活かしていけるデザインだと思います。

家具の要素を多く残した什器となっています。天板はブラックのセラミックストーン。納品が楽しみです。