マンションのリフォーム 中央区K邸

中央区K邸のマンンションのリフォームを行いました。

今回の工事は、間取りは変えず、造作家具の設置、キッチンの面材リフォーム。トイレ洗面台の交換。壁の板貼りやタイル貼りクロスの施工。ウッドデッキ工事。照明やインテリアのコーディネートをウォルデンで一貫して行いました。

ご相談をいただき、そこから全体の設計、家具の製作を行い、マンションの引き渡し後、リフォームを行いました。

素材はオーク。ハンドルは真鍮で統一。

食器棚の横のタイルは今回の案件に対してどうしても使用したかったものの一つで色ムラのある黄土色のタイルを貼りました。

ドアも枠ごと交換し、歪みのあるガラスを使用しています。

玄関から入ってすぐのところは、天井までの大きなブロンズミラーを使用し、その横は少しスリットを入れたオークの板を貼りました。

壁付のブラケットランプはヴィンテージのシザーランプを使用。

角のオブジェやラグは、まだ発表されていませんがWALL SHOPのオリジナル製品をセレクトしました。

ウォルデンに取っては初めてのリフォームで、独立してから10年にしてとても思い入れの深い仕事となりました。

ここ数年考えているのは、デザインが主体ではなく、豊さについてです。

家具屋として作っておしまいというわけではなく、そこに暮らす人にとってはこれからの長い時間を一緒に過ごすことになります。

そのことを忘れてしまって物づくりをしている方も多くいらっしゃいますが、ウォデンでは、その先の事を大切にしたいと思っています。

そこでの暮らしをいかに豊にできるか。ウォルデンが今後も追い求めたいことです。

ご注文いただいたk様にも、とても喜んでいただきました。

ウォルデンとしても家具だけでは、表現の難しかった空間作りをさせていただき、今後も挑戦していきたいと思いました。

シザーランプ

住まいには欠かせない照明。

個人的にもプロダクトとしての照明が大好きでビンテージのgrasをはじめとしていくつか所有しているのですが、灯は空間に安らぎを与えてくれるだけでなく、メリハリはつけてくれる重要なアイテムだと思います。

今回のリフォームで使用するのは、上の黒いビンテージランプ。

ウィルヘルム・バッダーのランプ。シェードの上のハンドルがポイントです。

ウォールランプは特にビンテージの無骨さに惹かれてしまいます。

下は今回は使用しませんが、デンマークのウッドシザーランプ。

ファブリックシェードで木のシザータイプも最近はなかなか見かけなくなってしまったため。ストックしておきました。

いつかのここぞという案件のために取っておきます。

木製ドア

普段はお断りをしているドアの製作。

建具屋さんと言うドアや扉専門に扱っている業者さんがいらっしゃるので、waldenではドアのみの製作は行っておりません。

今回はリフォームのご相談で、空間に合わせドアも交換した方が良いと考えご提案をさせていただきました。

空間を作る案件ならではで、ウォルデンでは特別な物です。

ガラスは古いガラスのような波打ったガラスを使用します。まだ届いていないのですが、どう言った組み合わせになるのか今から楽しみです。

ハンドルは真鍮製。建具枠も同材のオークで製作しました。

既存の枠ごと外してしまい、新しく取り付けます。

家具以外でも沢山のこと提案、製作させているのですが、空間を作る上では大事なピースの一つとなります。

マンションのリフォーム

ここ最近の製作の全てをつぎ込んでいるK邸の家具。

昨年の12月に入居前に改修したいとご相談を受け、設計。

製作も後半にさしかかってきました。

リフォームは以前からやりたかったことのひとつで、家具だけでは伝えきれないことも空間だから表現できることが多いです。

やりたい。やりたいと言っていれば、誰かが見つけてくれて優しい人が注文をくれて。。ありがたいです。

調子にのって言うと、新築の内装もやりたいし、オーダーキッチンもそろそろやりたい。また店舗の空間作りも一からやりたいです。

今回はオーダー家具だけでなく、壁の施工。照明や他のもののコーディネートもさせていただいております。

リフォーム会社ではなく、家具屋のクオリティで作ると言うことに熱を込めていますし、パッとした見た目ではなく、暮らしを豊にするにはどうしたら良いのかを考えています。

ショールーム

納品前の家具がショールームに溢れてきました。

いずれはチームでやっていきたいと思っているのですが、今のところ家具の設計は僕が担当をしています。

設計の上で大切にしていることは、一過性のデザインにならないこと。長く使える家具であるのはもちろん、素材を活かした普遍的な形のものを作りたいと思っています。

昔はデザインに固執していた時もありましたが、そんなことよりも、そこに人が暮らすことによって、どんな豊さ、おおらかさが生まれるかに興味があります。

今は難しいのですが、新しいものはなるべく自分の目で見るようにしています。

建築とかアパレルショップの内装とか、新しい発見も多く

もともとそう言うものが大好きなので。

好奇心の心のゆとりを大切にしたいです。

工房のご紹介

ショールームにお越しいただいた方ならご存知かと思いますが

ウォルデンは、ショールームに併設した工房があります。

築70年近くの古いのこぎり屋根のの工場を改装した工房。

ウォルデンの家具は全てここの工房で僕と二人のスタッフで製作をしていています。

大きい家具も多いので、ストレス無く家具作りに集中できるように、ひとりひとりのスペースを広くとっています。大型のエアコンを設置しており冬場も夏場も比較的過ごしやすいです。

基本的には一人のスタッフが一台の家具を最初から最後まで作ります。

ひとりひとりがプロフェッショナルであって欲しいのとやっぱり一から完成させる達成感は家具作りの醍醐味でもあります。

ここ数年は夜遅くまで製作をすることも無く、無理無く製作に集中ができています。

初めからそうだったのでは無く、僕も会社も未熟で、夜に製作をしないことを決めてからは理想に近い形で続けられてきました。

もちろん、製作してくれているスタッフのおかげです。

打ち合わせから設計、製作、納品まで全て一貫して行っているのがウォルデンの強みで、タイミングが合えば納品も製作したスタッフが行います。

より純粋に物づくりに取りかかれる環境を作りたいです。