今日は早起きをして、キッチンの背面収納の取り付けに行きました。
工房のある八王子も一応東京ですが、都内でもずっと東の方へ。
元々備え付けてあったキッチンに合わせ、仕上げ材や人工大理石など
同じものを使用しての製作です。
人工大理石は某キッチンメーカーが独占して使用している物で
メーカーさん、数社にあたっても見つからず困っていたところ
ラッキーです。
サイズは奥行きが700ミリあるので
一般的な背面カウンターに比べると大きいと思います。
扉や引き出しは、キッチンに合わせ
全てソフトクロージングです。(ゆっくり閉まります)
写真だと備え付けのような感じでもありますが
れっきとしたオーダー家具です。
お客様の要望を取り入れつつ製作させて頂きました。
Monthly Archives: 1月 2011
冬の工房
工房のある八王子は山が近いせいか、なかなか冷えます。
朝起きるのがつらい季節ですが、
夏よりは冬の方が、気が引き締まって
作業できるので僕は好きです。
朝と夜が冷えるので最近、工房用にストーブを買いました。
動いている時はそれほど寒くないので、スイッチを付けない日も結構多いです。
細かい作業の時は、目よりも手の感覚のほうが確かな場合があるので
そんな時は手を暖めてあげてから作業したりもします。
DJ CAM QUARTET // REBIRTH OF COOL
製作中
対面キッチンの背面の収納を製作しています。
人工大理石の天板に裏貼りをしているところ。
キッチンメーカーのキッチンと同じようになるように
天板や化粧板、扉の手掛け部分など合わせています。
写真では分かりにくいけど扉の手掛けの裏になる部分。
いろんなカタログを探してみたのだけれど
メーカーのキッチン同様のものが見つからず、作ることに。
ないものは作る。それが基本だと思っています。
同時に少しずつ進めているサイドボード。
注文していたアメリカンチェリーの突き板が届きました。
貼り方まで指定したもの。
アメリカンチェリーの厚突きというだけでも高価なのですが
さらにハイプライスなランダム貼り
(同じ丸太から取れた突き板を使用し
バランスを考え故意に位置をずらし、接ぎ合わせたように見せる貼り方)
突き板もいろいろな貼り方があってスリップマッチ
(同じ方向に貼り合わせる方法)
ブックマッチ(左右対称)などがあります。
スリップマッチやブックマッチは奇麗に見える反面
どちらかというと印象が機械的。(実際は人が貼っていますが)
ランダム貼りは人為的で
貼る人のセンスも問われる。
そんな所にも物の価値ってあると思います。
土曜の昼さがり
サイドボードに使うパーツの打ち合わせに行ってきました。
真鍮で特注にて製作しようと考えているのですが、
今回の仕様についての相談や、いろいろなテクスチャーの話など
普段聞けない話が聞けて、とても面白く、また勉強になりました。
金属加工のアトリエはとても男らしく、かっこ良かったです。
(写真撮らせてもらえば良かったかな)
決して大きな部分を占める訳ではないのですが
サイドボードのポイントのひとつとなります。
ちょっとしたディテールにこだわると、家具もグッと良くなると信じています。
ヴィブラフォン 鉄(金属)つながりで鉄琴
納品
二子玉川まで納品に行ってきました。
本体自体はだいぶ前に完成していたのですが、金物の入荷待ち、納品日の調整等で
2011年初めての納品となりました。
積層合板で製作した家具は予想以上に重く
ご注文頂きましたK様、スタッフの方のお力を借り設置させて頂きました。
今回ご注文頂きました収納は室内倉庫部分におく、少し特別な物を収納する箱です。
下駄箱のような使い勝手のもの。塗装は無しでということと
ひとつひとつの収納部分の大きさはK様の設定により製作させていただきました。
収納物によって大きさが違うため上段と下段の収納部分の幅が違います。
取り付けにある程度、時間がかかることが予想されましたが、K様始めスタッフの皆様のおかげで
想像以上に早く設置することができました。ありがとうございました。