塗装の役割
MDFで製作した框扉。特注色の塗り潰しでアクリルウレタン塗料で仕上げます。
ウォルデンの工房には塗装設備があります。
オイルやワックスなどでは無く、吹き付け塗装を自社で行っている工房は珍しいかもしれません。
ただそれだけ、家具における塗装は重要だと考えています。
オイルなどの自然素材は耳障りが良いのですが、耐水性や強度が、日常生活に置いては物足りません。
時間をかけてできた経年変化やキズは味わいと言えると思いますが、コップの水シミや醤油をこぼした跡など味わいと言えるのかというと違うと思います。
丁寧な暮らしを心掛けている方や2,3年おきにオイルメンテナンスができる方は、オイル仕上げもお勧めです。
ただ、普通に使用していただく家具を作るためには、家具を保護する役割のある塗装が重要になってくるのです。
通常のクリア塗装は木工用のウレタン塗装で下塗り、研磨、上塗りを行い仕上げます。
永く愛用していただけるデザインと同じくらい、長く使用していただけることも大切にしたいと思っています。