吊り戸棚 ボアダム

KO52に新しくオープンするコーヒーショップ、ボアダムの吊り戸棚を設置しました。

w2500ミリの大きなサイズ。背面にはコルクを貼っています。

お店の顔となる家具を製作させていただいたことが嬉しいです。

カフェインが苦手な僕にも優しいデカフェもメニューに並ぶそうで、それも楽しみです。

ラタンウォール

壁のような間仕切りのような存在。

空間は間仕切りを作ることによって、その空間の役割がはっきりとします。

それは壁全体を埋めなくてもです。

編み込みのラタンとオーク材を使用し、家具のような壁にしました。

カゴメ編みのラタンは、強度を出す為ガラスで押さえており、視界を完全には遮りません。

ウォルデンでの、新築及びリフォーム工事の場合のみ施工可能です。

ショールームに展示がございます。

設計

中央に配置したのは、オランダのビンテージテーブル。

積層を見せる潔さと天板の厚みが魅力的です。

ウォルデンの仕事はオーダー家具の製作と空間作りです。

オーダー家具は暮らしの道具というイメージ。

シンプルで素材が良くて、使い勝手が良く長く使えるものです。

リフォームやショップデザインなどの空間作りは、日常を作る物だと思っています。

業務をこなすための設計だったり、デザインありきの自己表現は、ウォルデンのやりたい事ではありません。

そこに暮らす人、働く人の豊さに繋がればと思って設計や空間を作っています。

想いはきっと空間にも現れると信じています。

 

今年は大掃除の時間が作れそうなのですが、普段からスタッフが綺麗にしてくれていて工房は小掃除くらいになりそうです。

僕の事務所部分は、大掃除の必要ありです。

一月、二月は製作に余裕があり、四月は製作が混み合いそうです。

来年はリフォームもやりたいですし、店舗の設計、施工もチャンスがあれば挑戦してみたいです。

lupi32 什器

阿佐ヶ谷のイタリアンlupi32さんの什器を設計、製作させていただきました。

中央のカウンターは両面使いできるようになっています。

入り口側のカウンターは柱を囲むようにコの字にて製作。

ピザ窯横のシンクを囲むような収納も製作させていただきました。

天板はセラミックストーン。厨房というハードな環境も考慮して素材を選んでいます。

設置は定休日を利用させていただきましたが、休みの日にもかかわらずお店を訪れるお客様の多いことから、地域に愛されているお店なのだと実感しました。

今度はお店の営業日に訪れてみたいと思います。

会議テーブルの納品 世田谷区B社

世田谷区の事務所に打ち合わせやミーティングに使用するテーブルとベンチを納品しました。

幅4,000ミリ。奥行き1,100ミリというかなり大きなサイズのテーブルです。

天板は一体型にて製作しました。

大きなテーブルですと天板の厚みのバランスが重要になってきます。

しっかりと存在感を出しつつ、野暮ったくならないように。大きな家具ながら各部の寸法は繊細に決めていきました。

脚は鉄で製作。四方をRに曲げ流ことによって、ただの箱ではなく柔らかさが出せたと思っています。

酸化皮膜のついたままの鉄をクリア塗装して仕上げました。

実物は真っ黒ではなく、その中にもムラがあって木との相性もよりよくなっていると思います。

会社の顔となるテーブルを、設計、製作させていただいてとても嬉しく思います。

カウンター、ベンチ、掲示板の納品

横浜市のクリニックにカウンター、ベンチ、掲示板を納品させていただきました。

設計はコムレール一級建築士事務所の北原さん。

カウンターはオークをスリット状に。写真では見えませんがスリットとスリットの間にはfarrow&ballをペイント。

お会計部分には真鍮の曲げ板を設置しています。

個人的には無垢材ならではの色の個体差のあるスリットがお気に入りです。

ベンチは40ミリの厚みを基準とした重厚な作りに。

シンプルですが、素材の魅力が伝わる北原さんの設計になっています。

掲示板には一部に強化ガラスをはめ込み、そのほかにはブルテンボードを貼っています。

ブルテンボードはforbo社から出ているコルクで亜麻仁油と木の粉を主成分とした素材で、コーナーは45度で接合しました。

グレーにブラウンが混ざった色合いで、オークとの相性も良く温かみが感じられます。forboは家具用にファニチャーリノリウムというものも作っているのですが絶妙な色合いで素敵なものが多いです。

LANTERN ランタン高尾

ウォルデンで設計、施工を行わせていただいたお店、ランタン高尾が先日よりオープンしています。

設計から店舗の仕事をさせていただくのは、初めて。

ずっと僕のやりたかったことの一つで、家具だけでは表現できない空間そのものをデザインしていく作業は、刺激的でとても楽しい時間でした。

今回は、予算の関係もあり既存のものを活かしたリノベーション。

元の空間はお世辞にも良い雰囲気とは言えないのですが、その中で輝きそうなところを見つけ、初めて言った時におおよその構想は決まりました。

一つ一つにこだわりがありますが、空間を作る上で大事にしたのは空気の流れです。

空調のことでは無く、緊張感は感じないけれど、おおらかな空気が流れてちょっとだけ洗練された場所にしたいと思いました。

家具のコーディネイトもさせていただいたのですが、デザイナーズと呼ばれる家具ではなく、手仕事が感じられるものだったり、アノニマスなものを選んでいます。既視感で空間をイメージ付けしたくないと思ったからです。

僕らの手から離れてしまうのは少し寂しくもありますが、

とても居心地の良い空間になりました。

今後、店舗の設計、施行だったり、個人邸の住居など空間の仕事も引き受けて行きたいと思います。全体の設計から引き受けてこそ表現できるものがあると思っています。