先日打ち合わせのために、棚の奥から引っ張り出してきた資料。

ハーマン・ミラーは、イームズやジョージネルソンなどの
家具を扱っている家具メーカーです。

こちらもずいぶんと前に購入した1冊。
僕が家具作りをしたい、と思ったきっかけのひとつが
学生の頃、東京都美術館でやっていたイームズ・デザイン展でした。
いわゆるデザイナーのひとりだと思っていたイームズは
実際、成形合板の装置を作ったり、椅子の背面の形状を研究したりと
技術者であることにとても驚きました。
ジャン・プルーヴェや柳宗理さんなんかもそうですが
図面やデザインを書くだけでなく
自らの手を使って形を生み出した家具は、より説得力があるような気がします。
僕は作りながら、違うなって思った所は、図面どおりではなく
変更したりします。
必要な寸法や全体のイメージを変えることはありませんが、
細かい部分の寸法は、あえて図面には記入しないようにしています。
図面に縛られず作ることも大切だと思っています。

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です