

塗装前のラタンのキャビネット。
今回は四つ目あみというマス目がグリッドになったラタンのシートを使用しています。
ラタンの編み方一つで、だいぶ印象が変わります。
塗装前のラタンのキャビネット。
今回は四つ目あみというマス目がグリッドになったラタンのシートを使用しています。
ラタンの編み方一つで、だいぶ印象が変わります。
新素材研究所が設計した江之浦測候所に行ってきました。
建築とアートの関係性、自然との関わりなど、建築に触れている時はその素晴らしさに感動しました。
美術館でもなければ観測施設でもない。
秘密基地というか、それらの実験のような事を広大な敷地を使って杉本博司自身が私財を投じて作ったという事実が、実は一番面白いんじゃないかと思いました。
I様がウォルデンのショールームにいらっしゃっと時、寝室の扉に使用したいとお選びいただいたのが、くるみでした。
僕の印象では素朴な木と言うイメージがあり、木取りをしている時も、組み立てているときもそのイメージはずっと変わりませんでした。
いざ、取り付けてみると、今までの印象と違って、とても良い佇まい。
素朴ながらも静かな主張を感じました。寝室にはとても良いと思いました。
照明はダウンライトを応用した、開けると光る仕様になっています。
アメリカのミッドセンチュリーの巨匠、ジョージネルソン。
当時ネルソンエッジグループと言う家具の縁を細く見せた意匠のシリーズがありネルソンの代表作の一つとなっています。
また、もう一つ代表作としてCSSというウォールシェルフがあります。
各々のユニットが組み替えられる家具です。
それらをウォルデンの解釈でショールームに新しい家具を作っています。
ウォルデンのデスクとビンテージの椅子。
絵は大好きな大岡さんが描いた黒炭画。
R形状のキッチンを製作しています。ずっと作りたかった形。
下地はMDF。これはこれで良い感じ。
ルーバーの数は200本。一本一本機械を通して削って加工をします。
完成のイメージが出来ているからこその仕事です。
1/1の大きさでRの大きさについて考察しています。
設計において、感覚的に何かを作るということはあまりなくて、今までの経験や時に立ち止まって考えるという作業をとても大切にしています。
なんとなく進めたものよりも、取捨選択して進めた物の方が説得力があると感じるからです。
ミッドセンチュリーと呼ばれる、1950年から1960年くらいに名作が多い(日本人だと柳宗理さんや剣持勇さんなど)のはデザイナー自身の手で紙や発泡スチロールを削ってモックアップを作り、時には極限まで削ぎ落としたデザインであったからだと思います。
それらの作品には手の痕跡が残り、作品の魅力になるのではないでしょうか。
金工の永井さんのアトリエ。
こんなに素敵なアトリエは他には無いですね。
仕事のしやすさ、かっこよさ。
早速、細かいビスの収納方法を真似しました。
I邸のリビングにウォールナットで製作したデイベッドを納品しました。
ダイニングでもテレビを見るときにも使用したい。圧迫感の無いデザイン。
肘掛けが合ってリラックスしたいとのご要望を受け、一からデザインしました。
1/10の模型を作り、I様にも確認をしていただき製作を進めました。
こちらの提案の段階で、背をボルスター型(円筒)と蒲鉾のような形の2種類を用意したところ、I様はボルスター型が気に入ったようでした。
クッション部分はいつもお願いしているあきる野のフジタケワークスさん。
肘置きのボルスター部分は構造が複雑で、藤武さんと相談をしてすぐに製作に取り掛かりました。
背もたれとしても、肘掛けとしてもリラックスできる形になったと思います。
I様にもとても喜んでいただきました。
代官山ヒルサイドテラスで行われているwonder full life主催のtracing the rootsに行ってきました。
wonder full lifeの大脇さんは以前から憧れの人のひとり。
僕が愛用しているwonder full lifeのサンダル。
甲の部分にクバ族の織物が使用されています。
生地の入手と作り手の交代で今後生産は難しいとのことでした。
こんなにカッコいいサンダルは他にはないと思います。
大脇さんの履いていた同じモデルは、味が出て雰囲気が抜群でした。
田園調布、I邸の建具。
オークのラタン扉だけでなく、くるみ材でも製作しています。
くるみという木材。広葉樹の中では比較的に柔らかく加工はしやすいです。
個人的なイメージは、牧歌的で派手さや主張がなく、決して印象の強い木ではないということです。
寝室クローゼットの扉に使用するのですが、I様がこの木と一緒に歳をとっていくのは良いかもとおっしゃっていたのが印象でした。
そういう意味ではぴったりな木だと思います。
先週に続き、今週も軽井沢に行ってました。
建具や扉の調整に。
宿泊させていただいたお礼にと言いつつ、名建築に触れてみたかった事も個人的な理由です。
触れてみて感じたことは、修理ができるように隅々まで考えられて作られた建築なのだと思いました。
40年前にもサッシや便利な金物も多かったはずですが、金物はシンプルで壊れにくい物が多く、その他は人の手で作られた物が多かったです。
家具作りに近い感覚を当時の設計の中で読み解くことができました。
縁があって、軽井沢の吉村順三建築の別荘に宿泊させていただきました。
40年近く前に建てられた建築で決して中は広くないのですが、その中の豊かさに心打たれました。
家具や食器、カーテンまで竣工の時に用意されていたそうです。
照明の灯り、外から見える緑。
居心地の良さと豊かさは繋がる部分があると思います。
家の中に入った時に感じた心地よさは、強さではなく人を中心に考えぬかれた建築ならではないかと思いました。
建築って面白い。
I邸のテレビボードが完成間近です。
ショールームのテレビボードと同じくオークでの制作。
テレビボードはフロートタイプ。テレビも壁掛けです。
今回使用されるテレビはかなり薄型のもの。(確か厚み2.5センチくらい)
壁掛け金具も特殊で額縁のように壁にぴったりと付く物でした。
配線の取り方などもリフォーム工事中の現場に伝えて、納まりを確認しています。
デイベッドの組み立て。丸のついた装置のような物は背もたれのクッションの部分です。
椅子の張りをお願いしているfujitake worksさんと相談をして形状を決めました。
生地で覆ってしまうと単純に見える形も、内部が複雑になっている場合もあります。
ウォールナットのデイベッドとオークのルーバーテレビボードを制作中です。
絵になるディテール。
自分たちの仕事用のTシャツをシルクプリントしている技術を活かして、高尾のお店の内装をさせていただいたミハラキッチンさんのスタッフ用Tシャツ作りのお手伝いをさせていただきました。
自分たちが着るTシャツを自分で作ったら面白いのではないかと思い、ミハラキッチンさんのスタッフにも協力をいただきました。
子供たちも参加して合計30枚くらい。ミハラさんのイメージでTシャツをデザイン。
みんな楽しんでもらえたようで、良かったです。
台風の日はショールームの部分が雨漏りするので、ブルーシートを敷きます。
もともとは、古い機織り工場。
天窓を埋めてしまえば解決しそうですが、天窓もこの建物の魅力。
築70年になるので、これからもメンテナンスしながら付き合っていきたいと思います。
つくば市A邸に吊り戸棚を納品しました。
L型のカウンターデスクは、2ヶ月ほど前に納品させていただいたものです。
チェリー集成材でできています。
今回そのカウンターの上に吊り戸棚を新しく製作させていただきました。
同じチェリー材を使用し、色を統一しています。開き扉には、耐震ラッチも取り付けました。
椅子は、以前お住まいの家の時に製作をさせていただきました。
以前はハイカウンターだったため、椅子の高さも高めでしたが、新しいカウンターの高さに合わせ椅子の脚をカットしました。
リピートでのご依頼、ありがとうございました。
いくつかの家具が進行中です。
奥行きたっぷりのCD収納。
ラタンとオークの下駄箱の扉。下駄箱に通気性の良いラタンの扉を採用いただくことが多くなりました。
チェリーの吊り戸棚。奥に見えているショールームの家具もチェリーです。
チェリーは時間の経過とともに、色が濃くなります。
CD収納と吊り戸棚は共に茨城のお客様からのご依頼。
ラタンの扉は大田区のお客様からのご依頼。
最近は、高津区や世田谷区など、多摩川沿いのお客様からのご依頼が多い印象です。
今月は1週間に一度は、そちらの方に打ち合わせや納品などに行っています。
施工した壁面収納の背面を珪藻土で仕上げました。
炭クロのマットな質感がとても良い感じです。
最近は、以前にも増して取り付けた時の精度が上がってきました。
壁は大抵、直角ではないので、壁の角度に合わせて天板をミリ単位でカットしますし、他の逃げるところ、攻めるところの選択も明確になった気がします。
スタッフに仕上がりや調整を任せられるのも大きいです。
綺麗に設置できた時の帰りは、とても気持ちがいいものです。
20日から23日は遅めの夏休みをとり、浜松に帰省します。久しぶりの浜松です。
お問い合わせはコンタクトフォームよりお願いします。
僕がまだ学生だった頃、家具やデザインと一緒に興味を持ったのが建築でした。
クラスメイトが持ってきたコルビュジェの雑誌がとにかく衝撃的で常に建築は憧れの存在でした。
数年後、1ヶ月半かけてヨーロッパの建築を見て回ったり、国内も様々な所に足を伸ばして建築を見に行きました。
こちらは、建築好きの方から教えていただいた一冊。
村井設計事務所が夏の間に利用する浅間山のふもとの山荘。
設計事務所が、図書館設計コンペのに取りかかる一夏の話です。
話の元になった建築家は、吉村順三。アントニン・レーモンドの元で働いた後独立されています。
軽井沢の山荘が有名ですが、個人的には内側の建築のイメージが強いです。
内の空間をどれだけ豊かにするか、それは吉村順三事務所で働いていた中村好文さんや手嶋保さんと言った建築家にも受け継がれていると思います。
話の中の建築に関わる内容はとても鮮明で、内なる情熱も感じますが、とても爽やかで一気に読んでしまいました。
家具に関する話も所々出てきて、建築と家具の関わりの近さも感じられます。
家具と建築は切っても切り離せません。
家具を設計するのは線の組み合わせですが、それが空間に置かれたことを想像できるか。しないか。ふたつには大きな違いがあると思います。
人がそこにいる事を想像するか、しないかも同様です。
内なる情熱を持って(家具にはそれを見せずに)家具作りをやって行けたらと思っています。
今年もTシャツを擦りました。
小豆色。お気に入りです。makitaタイプロゴ。
ステッカーもお酒の席で合う方に渡していますが、まだ在庫があります。(無くなったらまた作ります)
ステッカー欲しい方は、お会いした時にお気軽におっしゃってください。
港区E邸に本棚2台とカウンター天板を納品しました。
ご依頼主は外国人のお客様。
ブルーグレイの色味の希望がありましたので、サンプルを何色か作り、その中でご要望に近い物を指定いただきました。
塗装は特注色でのエナメルウレタン塗装。ウォルデンでは塗りつぶしの場合、強度のある車用の塗料で塗装しています。
色は深みのあるブルーグレー。
キッズ用本棚とL型の本棚。どちらも一体での搬入が可能だったので分割なしで製作しました。
色見本から全体のイメージを感じるのは難しいのですが、色のセンスはさすがだと思いました。
I様にも大変喜んでいただきました。
作っている家具は大きかったりするのですが、ウォルデンは小さな会社です。
打ち合わせや見積もり、設計をしている僕自身も普段は製作をしています。
ここ四,五年は途切れることなくご依頼があったのですが、昨年末ご依頼の少ない時期があり、その時にショールームを全面的にリニューアルしました。
設計や製作に対する姿勢は変わりませんが、ご依頼があるのは当たり前ではないのだなと改めて気づきました。
ショールーム件工房も都心ではないですし、インターネットで見つけていただくか、ご紹介やリピートでのお客様がほとんどです。
最近はよく見つけてくれたなと思ったりしています。
これからも小さなチームで暮らしを豊かなにするような家具や空間を作っていきたいです。
扉はウォールナットの無垢材。
タイルパターンになるように、あえて木目も色味も揃えずランダムに見えるように製作しました。
素材の力強さが感じられるように。
天板は硬質なカラーmdfを使用しています。
ショールームに展示がございます。
テレビボードはオーク。吊り戸棚と飾り棚は、特注色のホワイトグレー塗装。
ウォルデンが提案したいのは、おおらかさを感じられる空間づくりです。
その空間に家具を置いて人がいてどんな空気を感じるかを想像して設計、製作をします。
木はそれぞれ個性があります。それぞれの木目や色味を読むことも製作での大事なポイントで設計と同じくらい大切にしています。
僕にとっての家具は、生活のために使われる道具です。
いくら美しい家具であっても、それは外せません。
何気ない毎日でも、椅子を引いたり座ったり、テーブルの端を触ったりもしているかもしれません。
理想は、ふとした時にいい家具だなあとか、リノベーションの場合は居心地が良いいなあとか感じていただける空間を作る事です。
きっとそういう物が長く愛されるものに繋がっていくのだと思います。
4/27~5/2まで家具の納品のため、担当が不在となります。
お問い合わせ、ご連絡はメールフォームにてお願いします。
GW期間も事前にご相談いただければ、ショールーム営業します。
こちらもコンタクトフォームよりご連絡ください。
初めての青森に納品。美味しいものもしっかり食べてきたいと思います。